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Round.3 SEPANG RACE REPORT


2011 SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA

■開催日:2011年6月18日〜6月19日
■コース:マレーシア・セパンサーキット(全長5.542km)
  
■天候:<予選> 晴<決勝>晴
■路面コンディション:<予選>ドライ<決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:片岡龍也/ 荒聖治
■監督:坂東正敬
■観客動員数:予選 15,000人/ 決勝 36,000人




SUPER GT Rd3 はシリーズ唯一の海外戦。マレーシアのセパンサーキットで幕を開ける。

前回の岡山で予選、決勝共に最下位という不本意な結果に終わった「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」。しかし、敗北の中にも手ごたえを掴んだ一戦となった。

その苦汁をなめた岡山ラウンドから、約1 カ月たったセパンは、予選15 位と振るわずとも決勝ではチーム力でポジションを上げ11 位という結果に。少しずつではあるが着実な進歩がみられる一戦となった。

予選

■6月18日(土)予選 【15位/1分58 秒954】

公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温34℃ | 路面温度44℃


現地の住人の話ではここ2 カ月は、熱い日が続いているというマレーシア。梅雨の真最中の日本から灼熱のマレーシアでのレースは、ライバルとも暑さとも戦う事となる。この暑さは容易に体力を奪われることから、各チーム冷却システムには念を入れて準備をおこなってくる。



さて迎えた予選日は朝から曇り。太陽が顔を出すよりは涼しいと言えるが、かなり蒸し暑い。今回の予選はスーパーラップ方式による予選だ。まずは、14 時15 分から30 分間、500/300 クラスの合同走行予選が始まった。この時間帯に19 号車「WedsSport ADVAN SC430」には荒選手が乗り込み手ごたえをたしかめるように走行を重ねる。

予選は開始5 分で46 号車「 S Road MOLA GT-R」が1 分58 秒台を早くもマークしトップに立つ。



坂東監督は、無線を通じて荒にマシンの状況を確認する。その側らモニターを真剣なまなざしで見つめる片岡が待機。そして荒は2 分02 秒311 を出し難なく基準タイムをクリアし6 ラップ目にピットイン。

チームクルーは、素早くタイヤを交換。19 号車「WedsSport ADVAN SC430」のステアリングを片岡が握り、再びコースへ。この時点で19 号車「WedsSport ADVAN SC430」は14 位。残り時間は10 分を切った。

片岡は2 ラップ目には1 分59 秒941 を出し、暫定12 位までポジションを上げるが、スーパーラップ圏内は10 台と依然として厳しい状況だ。しかし片岡は合同予選よりも500 クラスの占有予選に標準を合わせていた。

ライバル達が500 クラスの占有予選にコースインする中、片岡は5 分遅れてコースへ復帰。1 ラップに勝負をかけた片岡は、コースへ入った時からすぐさまアタックを開始し、1 分58 秒960 をマークし暫定11 位につける。

そして残り時間も1 分を切ったところで、再度アタックをかけ1 分58 秒954 とタイムを刻むが、ライバル達の最終ラップの追い上げが激しくチェッカーが振られた時には15 位という結果に。



その後のスーパーラップの結果は、1 号車「Weider HSV-010」、2 位、46 号車「S Road MOLA GT-R」、3 位、17 号車「KEIHIN HSV-010」。

監督・ドライバーコメント



片岡龍也選手

やわらかめのタイヤでうまくまとめられたら、もしかしたらスーパーラップに行けたかも?
前回に比べるとドライの予選でのタイム差は縮まってきたし、毎戦の成長を感じるので明日の決勝も頑張ります。


荒聖治選手

タイム差は縮まってきたけど厳しかった。岡山よりもよかったけどもう少し前にいきたかったですね。


坂東正敬監督

練習走行で2SET タイヤをダメにしてしまったので流れが悪かったです。もっとタイヤに優しいセットもあったはず・・
予選は初めてのタイヤで80%ぐらいの出来でした。もっと予選セットを見つけないと・・
500 のレベルの中では通用しません。もっとチーム一丸となって予選は前に行きたいです。

予選順位

6月18日(土) 14:15〜
天気:晴れ|路面:ドライ|気温:34度|路温:44度

Po No Machine Driver
Qualify 1 Super Lap Tire WH
11ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s小暮 卓史
ロイック・デュバル
1'57.2111'55.984BS8
246S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'56.5511'56.371MI12
317KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s金石 年弘
塚越 広大
1'57.7811'56.710BS28
412カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
1'57.9321'57.067BS40
539DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s石浦 宏明
井口 卓人
1'58.2281'57.239MI10
6100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s伊沢 拓也
山本 尚貴
1'58.0221'57.491BS30
78ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s武藤 英紀
小林 崇志
1'57.9521'57.712BS4
824ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

s安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1'57.5981'57.749YH12
938ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s立川 祐路
平手 晃平
1'58.0551'57.873BS18
1035D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'58.3131'57.948BS
1136PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

sアンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
1'58.472
BS32
1223MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

s本山 哲
ブノワ・トレルイエ*
1'58.565
BS52
136ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s伊藤 大輔
大嶋 和也*
1'58.570
BS30
1432EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍*
中山 友貴
1'58.809
DL2
1519WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也*
荒 聖治
1'58.954
YH22
GT500 以上予選通過


両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

スーパーラップ アタックドライバー:Driver欄の太字のドライバー

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/R=コースレコード

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

決勝

■6 月19 日(日)決勝【11 位】

天候:晴 | コース:ドライ | 気温34℃ | 路面温度43℃


決勝を迎えた朝はうす曇り。天気は雨との予報も出されていたが、全く降る気配がなく午前中には予定通りフリー走行が行われた。


チームは19 号車「WedsSport ADVAV SC430」のレースに向けての調整を入念に行い、決勝に備えた。

そして14 時55 分からスタート進行が始まった。通常なら14 時にレースがスタートするが、ここセパンだけは暑さ対策から16 時にレースがスタートする。

日中の暑さは半端ではないが、夕方の16 時といえども、アスファルトの上では汗が噴き出るほどの暑さには変わりがなく、足の裏からジリジリと暑さが伝わってくる。


そして、16 時ちょうど1 ラップのフォメーションが開始され、セーフティーカーがコースアウトしたところから灼熱の地で決勝の幕が上がった。



一気にアクセルを踏み込んだ精鋭たちが集団となりメインストレートを通過し1 コーナーへ絡み合うように侵入。そして、12 号車と、39 号車が接触し、コースオフ。すぐに戦列に戻るが大きくポジションを落としてしまう。

スタートドライバーの片岡は、予選順位と入れ替わった激しいオープンングラップを混乱に巻き込まれることなくポジションキープで走行。前をいく32 号車に迫る勢いで走行を重ね6 ラップ目には、32 号車と、ポジション6 位の100 号車が、最終コーナーでスピンアウトしている間にポジションを13 位に押し上げる。



その後も安定したタイムで走行を重ねる片岡は、トップのマシンがピットに入るタイミングも手伝い、11 位にポジションを上げる。そして、20 ラップ目に予定通りにピットイン。チームクルーは素早くタイヤを交換し、給油を済ませて荒を戦列に戻す。しかし、スタート時の車重を軽くする作戦を取ったチームは、ピットストップの給油量が多くなってしまい、ピットアウトした時には13 位にポジションを落とすが、35 号車がピット作業に手間どっている間に12 位に浮上!運も味方し、荒は好調にラップを重ねる。

そしてレースが終盤にさしかかった34 ラップ目、39 号車が他車との接触行為によるドライブスルーペナルティーを受け最下位に。19 号車「WedsSport ADVAV SC430」をドライブする荒はまたポジションを1 つあげ11 位。そして41 ラップ目には、タイヤ無交換でペースの落ちてきた23 号車を7 コーナーでオーバーテークするがレースラップの速さで迫ってきた35 号車に、先行を許してしまう。



レース終盤に入り抜きつ抜かれつの攻防戦が繰り広げられ一瞬たりとも気が抜けない状況になるが、残りの周回を安定した走りでラップした荒は11 位でゴールラインをくぐりSUPER GT Rd3、熱い戦いの幕を閉じた。


灼熱のセパンを制したのは、1 号車「Weider HSV-010」、2 位 46 号車「S Road MOLA GT-R」、3 位 17号車「KEIHIN HSV-010」という結果に。


決勝後のコメント


片岡龍也選手

今回15 位スタートで燃料を少なめで、僕で頑張る。作戦はうまくいって前についていけました。なので戦えた感触はあります。
スピード不足はありますが、ひとつ落ちたところのレースラップはよくなりました。ですが改善してスピード不足を補ってほしいですね。
歩幅は小さいけど着実に進化しているので次のレースも頑張ります。



荒聖治選手

今回のレースは後半を担当して、後ろの方だけど岡山よりはタイム差がなくなって戦えたので前進しましたね。
タイヤ、車、セッティングをミーティングでつめていったので良い方向に進んでいったし気持もあったし、十分な手ごたえもありました。
だけどやることはまだたくさんありますので、今後に向けてベストを尽くしていきます。


坂東監督

TOTAL 燃料消費量は最初からわかっていたので給油時間を20 秒と長めにして片岡は軽めのスタートでした。
まだまだトップ争いが出来る状況ではないですが絶対にトップになる気持ちを忘れずに今後も横浜ゴムさんの良いところを引き出せるようにミーティングをします。
SC 勢としても辛いレースが続いていますので次の菅生はLEXUS で表彰台を埋めたいです。

決勝順位

6月19日(日) 16:00〜(46Lap)
天気:晴|路面:ドライ|気温:34度|路温:43度

Po No Machine Driver
Time/Diff Laps Tire WH
11ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

小暮 卓史
ロイック・デュバル
1:33'34.84946BS8
246S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
0'14.19846MI12
317KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

金石 年弘
塚越 広大
0'32.48746BS28
424ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1'01.54146YH12
538ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

立川 祐路
平手 晃平
1'03.88746BS18
636PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
1'06.76246BS32
7100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

伊沢 拓也
山本 尚貴
1'07.24246BS30
86ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

伊藤 大輔
大嶋 和也
1'15.42746BS30
98ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

武藤 英紀
小林 崇志
1'23.48946BS4
1035D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'40.69246BS
1119WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
1'45.33246YH22
1232EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
1'46.53146DL2
1339DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

石浦 宏明
井口 卓人
1'46.98246MI10
1423MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1'59.88546BS52
1512カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
1Lap45BS40
GT500 規定周回数:32


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:16:04/終了時刻:17:38

出走台数:34台/完走台数:31台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'58.569 : No.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ)

No.39 2011 SUPER GT Sporting Regulation 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。