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Round.8 MOTEGI RACE REPORT


2011 SUPER GT MOTEGI GT 250Km RACE

■開催日:2011年10月15日〜10月16日
■コース:ツインリンクもてぎ(全長4.801km)
  
■天候:<予選> 雨<決勝>晴
■路面コンディション:<予選>ウェット<決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:片岡龍也/ 荒聖治
■監督:坂東正敬
■観客動員数:予選 10,000人/ 決勝 26,000人


雨から晴れへの最終戦。
ぶっつけ本番の最終戦を11位で完走し、着実な手応えを掴んだ。


今シーズンを締めくくる最終戦がツインリンク茂木で開催された。


開幕戦が延期になるという異例の事態からスタートした今シーズン。新たに500 クラスへ挑戦してきたLEXUS TEAM WedsSport BANDOH は、開幕戦の3 位表彰台を獲得して依頼、苦戦は強いられているものの、着実にレースを完走してきた。
その着実な歩みが実を結び、迎えた最終戦では、雨の予選6 位。今期最高順位を獲得。
しかし、快晴の決勝ではぶっつけ本番の走りで、11 位で完走となったが、確実な手ごたえを確信し、シリーズ13 位を獲得。
波乱に満ちた2011 年のレースシーズンに幕を閉じた。

予選

■10月15日(土)予選 【6位/1分56 秒869】

ノックアウト予選 天候:雨 | コース:ウエット | 気温22℃ | 路面温度22℃


チームがツインリンク茂木に入った時から、雨の予報が出されていたが、その予報が的中し、予選日は終始雨が降り続いた。
雨に定評のあるヨコハマタイヤを装着する19 号車WedsSport ADVAN SC430 は、午前中のフリー走行から、威力を発揮し、1‘54.132 のタイムで6 番手につけ、好調な滑り出しを見せた。
今回の予選方式はノックダウンとなり、Q1 からQ3 にかけて勝ち進む方式だ。
ノーハンデとなった最終戦にはふさわしく、ガチンコでポールポジションが決まる。


まずQ1セッションは500/300 クラスが合同で予選を行う。ここで全てのドライバーが基準タイムをクリアする。
最初に19 号車WedsSport ADVAN SC430 のステアリングを握るのは、荒。このとき、雨はポツリポツリ。振るでも、止むでもないといった感じの振り方。荒は6 ラップ目には1'57.128 のタイムで難なく基準タイムをクリアし、ピットにマシンをもどす。
この時点で、ポジションは暫定12 位につける。替って、片岡がコースへ。片岡は、3 ラップ目には1'54.967 のタイムをたたき出し、暫定5 番手につけ、ここで、合同予選が終了。


300 クラスの占有Q1 セッションへと移行された。ピットに戻った19 号車WedsSport ADVAN SC430 は、コースコンディションに合わせて、マシンセッティングの最終調整が行われた。
この時点で雨はほとんど止み、タイヤチョイスが難しい状況となるのが予想された。これに合わせて数種類のタイヤが用意される。


そして、500 クラスのQ1 セッションのボードが提示され各車一斉にコースイン。しかし、同時期、300 クラスのマシンがグラベルにスタックしてしまいセッションは開始早々に赤旗中断になってしまった。
ステアリングを握る片岡は、アタックのタイミングが違うBS 勢の後にアタックを賭けようとしていたこともあり、落ち着いた表情で回収作業を見守った。

そして14 時ちょうどに再開され、19 号車 WedsSportADVAN SC430 はほどなくしてコースへ。マシンを操る片岡は積極的にアタックし3 ラップ目には1'54.569 を出し、Q1 セッションを10 位で通過。見事Q2 への切符を手にした。


そして60 分のインターバルを挟んで、Q2 セッションが開始。Q2 セッションをアタックするのは同じく片岡。片岡はセッション開始と共にコースへ。
開始5 分で本領を発揮してくるライバル達は、コントロールランインを通過するたびにトップタイムを連発し、トップが入れ替わる。これに負けない走りを見せた片岡は、3 ラップ目には01'54.746 のタイムをたたき出し、Q2 セッションを11 台中、5 位で通過し、Q3 セッションへとコマを進めた。


そして、いよいよ最終戦のポールシッターを決めるQ3 セッションが始まった。
19 号車WedsSport ADVAN SC430 のステアリングを握るのは荒。
荒は、悪くなる一方のコースコンディションを確実にとらえ、2 ラップ目に1'56.869 のタイムで6 番手タイムを記録。今シーズン最高順位の予選となった。

ポールシッターは、46 号車 S Road MOLA GT-R。2 位、39 号車 DENSO SARD SC430、3 位、12 号車 カルソニック IMPUL GT-R。

監督・ドライバーコメント



片岡龍也選手

今回の予選は、得意とするコンディションでした。
Q1,Q2 と段々水が少なくなり微妙なコンディションでしたが、その中でも安心してアタックできました。
うまい流れでQ3 まで行けました。
今期最高グリッドが出たので、明日のレースは楽しみたいと思います。




荒聖治選手

今回はウエットコンディションの中でヨコハマタイヤのポテンシャルが発揮されて、すごくいい予選でした。
今シーズンベスト順位ですし、手ごたえがありましたので、この手ごたえで明日のレースもベストを尽くします。


坂東正敬監督

もちろん、もしかしたらポールかな?と期待はしていましたが甘くはなかったです。
LEXUS 勢で2番手。足らない物はたくさんありますがまずは予選としては満足しています。
決勝は晴れの予報ですが表彰台に乗りたいです。

予選順位

10月15日(土) 13:05〜
天気:雨|路面:ウェット|気温:22度|路温:22度

Po No Machine Driver
Q1 Q2 Q3 Tire WH
146S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝*
ロニー・クインタレッリ

1'52.389

1'52.529
1'54.662
 
MI
239DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s石浦 宏明*
井口 卓人
1'52.423
 

1'54.293
1'55.455
 
MI
312カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ*

1'54.059
1'54.939
 

1'56.308
BS
432EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍*
中山 友貴

1'53.584

1'53.050
1'56.388
 
DL
523MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s本山 哲
ブノワ・トレルイエ*

1'54.588
1'53.388
 

1'56.514
BS
619WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治*
1'54.569
 
1'54.746
 

1'56.869
YH
7100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s伊沢 拓也*
山本 尚貴

1'54.129

1'54.832
1'57.214
 
BS
824ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム*
1'53.851
 

1'55.712
YH
917KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s金石 年弘*
塚越 広大

1'54.388
1'56.342
 
BS
106ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s伊藤 大輔*
大嶋 和也
1'54.171
 
計測できず
 
BS
111ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s小暮 卓史
ロイック・デュバル*

1'54.301

計測できず
BS
1236PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

sアンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
1'54.726
 
BS
1338ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s立川 祐路*
平手 晃平
1'54.736
 
BS
148ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s武藤 英紀
小林 崇志*

1'55.239
BS
1535D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s脇阪 寿一
アンドレ・クート*

1'55.898
BS
GT500 以上予選通過


ノックアウト方式予選により順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


Q1 第5コーナーにおける停止車両回収のため、13時43分41秒から6分19秒間赤旗中断した。

No.35 Q1クラス別走行時間帯のタイム抹消:国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間でのオーバーラン)

決勝

■10月16日(日)決勝【11 位】

天候:晴 | コース:ドライ | 気温26℃ | 路面温度33℃


昨日から振り続いた雨は、午後には晴れるとの予想がでている決勝日。
まず初めのスケジュールは9 時からフリー走行が行われた。


午後の晴れを想定してはいるものの、暑い雲に覆われたサーキットには強めの霧雨が降り、水しぶきが尾を引くほどの完全なウエットコンディション。
WedsSport ADVAN SC430 は、セッティングの確認と決勝を見据えた最終調整を行いながら走行を重ね6 番手タイムをマーク。幸先の良い滑り出しを見せた。
しかし、フリー走行が終わるころにはすっかり雨は止み、決勝が始まる昼ころは、すっかり晴天。しかも、この時期には珍しいほどTシャツで過ごせるほどの暑さとなった。今年は最終戦にきてまで、天候に悩まされるレースの幕開けとなった。この急激な天候変化により、ドライコンディションでのセッティングが全くないことから、決勝前の8 分間のフリー走行が5 分間延長されることとなり、そのわずかな13 分間でドライセッティングを調整しなければならず、全チームがほぼぶっつけ本番のレースをする羽目に。


そして慌ただしくスケジュールが進行し14時05 分、グランドスタンドからは私設応援団の応援旗が鮮やかにひらめくその前を19 号車WedsSport BANDOH がエキゾーストサウンドを響かせながら通過。最終戦の幕が上がった。


ぶっつけ本番のレースとなると、緊張のオープニングラップだが、荒は、冷静にレースを展開。
オープニングラップでは集団に飲み込まれ、ポジションを1 つ落とすが、9 ラップ目には6 位に順位をもどす。
その後ももつれるようなレース展開が続き、12 ラップを数えるころには前を行く100 号車をとらえ、テールto ノーズの攻防戦が始まる。


パッシングポイントの少ないツインリンク茂木ではなかなか抜けず、歯がゆいレースを展開するが、ペースの上がらない100 号車は19 ラップ目に早めのピットイン。これにより、19 号車 WedsSport ADVAN SC430 は、5 位にポジションを上げる。
そして、23 ラップ目にピットイン。19 号車 WedsSport ADVAN SC430 のステアリングは片岡に託された。

ピットアウトした時点で11 位にポジションを落とすが、片岡は順調にレースを展開し、35 ラップ目にはポジションを10 位にあげる快走を見せるが、38 ラップを迎えるころには、8 号車を先頭に、19 号車、38 号車、36 号車の9 位争いが激しくなってきた。


この戦いはゴールまで繰り広げられることとなるが、順位を入れ替えながら、激しさを増してきた。
19 号車 WedsSport ADVAN SC430 をドライブする片岡はアグレッシブにレースを展開するが、なかなかペースがあげられず、苦戦を強いられた。そして、48 ラップ目には38 号車に先行を許し12 位へ後退してしまう。
しかし、片岡は、諦めることなく、レースを展開し見事12 位でゴールラインをくぐり、2011 年のスーパーGT シリーズの幕を閉じた。


しかし、このポジション争いのすえ、2 台のマシンがゴール寸前で接触してしまい、11 位でフィニッシュした8 号車が20 秒のペナルティーを受けてしまう。
これにより、19 号車 WedsSport ADVAN SC430 は1 つ順位を上げ、11 位という結果に。

最終戦の勝者は、23 号車 MOTUL AUTEC GT-R。2 位、46 号車 S Road MOLA GT-R。3 位、39号車 DENSO SARD SC430。


決勝後のコメント



片岡龍也選手

決勝は6 番手スタートで好結果を望んだんですが、ルーティーンを終えた時点でポジションが下がってしまったのは残念ですね。
コンディションを想定して荒選手とは違うコンパウンドのタイヤで勝負に出たんですが予想以上に気温が下がってしまいました。ただ状況を考えてシーズンを通して良くなってきたし、手ごたえも掴めた1 戦になりました。
スタートがみんなより遅かったので、もう5 戦くらいは走りたいですところです。
今シーズン色んな事に挑戦してきて、ファンのかた、TRD さん、ヨコハマタイヤさん、全ての関係者に感謝しています。
JAF 戦を残していますが今年一年の感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


荒聖治選手

最終戦にきて予選も決勝も手ごたえを掴めた1 戦になりました。Q3 まで戦えて自信になったし、ヨコハマタイヤのパフォーマンスは最高でした。ながれも良くて。11 位ですが今までのドライでの戦いが形になってきました。
最終戦で寂しいですが、今年の実りの大きさを感じます。これを来シーズンにつなげていきたいですね。
このいい流れでJAF 戦も頑張ります。


坂東監督

正直、片岡のスティントをハードタイヤで行かせた僕のミスですね。完全に読み違いました。BS 勢もタマはなかったみたいです。
15 番からスタートしたシーズン・・・シリーズ13 位・・・。甘くはなかったですが、悔しい思いを沢山したので足りない物は少しわかりました。
スポンサー始め、ファンの方々には辛い思いをさせて申し訳ありませんでした。
そして、応援していただき本当に感謝しています。横浜ゴムさんと頂点目指して頑張りますので今後とも宜しくお願い致します。
JAF 戦でも良いところを見せられるようにテストをしたいと思います。

決勝順位

10月16日(日) 14:00〜(53Lap)
天気:曇|路面:ドライ|気温:26度|路温:33度

Po No Machine Driver
Time&Diff Laps BestLap Tire WH
123MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1:37'39.246531'47.166BS
246S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
0'01.803531'46.000MI
339DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

石浦 宏明
井口 卓人
0'02.452531'46.485MI
4100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

伊沢 拓也
山本 尚貴
0'02.703531'46.960BS
532EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
0'03.019531'47.867DL
61ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

小暮 卓史
ロイック・デュバル
0'03.435531'47.422BS
717KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

金石 年弘
塚越 広大
0'20.326531'47.149BS
836PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
0'31.726531'48.162BS
912カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
0'41.688531'46.776BS
1038ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

立川 祐路
平手 晃平
0'43.992531'48.113BS
1119WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
0'48.476531'47.764YH
1224ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
0'50.665531'47.301YH
138ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

武藤 英紀
小林 崇志
1'27.903531'48.481BS
1435D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

脇阪 寿一
アンドレ・クート
1Lap521'47.850BS
156ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

伊藤 大輔
大嶋 和也
1Lap521'49.048BS
GT500 規定周回数:37


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:09'02/終了時刻:15:46'41

出走台数:36台/完走台数:34台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'46.000 : No.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ)

No.32 白黒線分旗が提示された。[15:39]

No.36 ドライビングスルーペナルティ (2011 SGT-SpR 第30条1.違反)[14:18]

No.8 20秒加算 (2011 SGT-SpR 第30条1.違反)[15:54]

No.8 20秒加算 (2011 SGT-SpR 第30条1.違反)[16:01]