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Round.2 FUJI RACE REPORT


2012 AUTO BACS SUPER GT [FUJI GT 500Km RACE]

1144953 1 2x 1144953 2 2x 1144953 3 2x 1144953 11 2x 1144953 4 2x 1144953 5 2x 1144953 6 2x 1144953 7 2x 1144953 8 2x 1144953 9 2x 1144953 10 2x
  • 1144953 1 2x
  • 1144953 2 2x
  • 1144953 3 2x
  • 1144953 11 2x
  • 1144953 4 2x
  • 1144953 5 2x
  • 1144953 6 2x
  • 1144953 7 2x
  • 1144953 8 2x
  • 1144953 9 2x
  • 1144953 10 2x

■開催日:2012年 5月 3日〜 5月 4日
■コース:富士スピードウェイ(全長4.563km)
■天候:<予選> 雨/曇 <決勝> 雨/曇
■路面コンディション:<予選>ウエット/ドライ <決勝>ウエット/ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:荒 聖治 / アンドレ・クート
■監督:坂東 正敬
■観客動員数:予選 26,000人/ 決勝 57,000人


目まぐるしく変わる天候に苦戦するも、500qのロングレース、完走を果たす!


ゴールデンウイークの後半、毎年恒例の「FUJI GT500 RACE」が富士スピードウェイで開催された。


昨今の不況のあおりを受けて、距離が短縮されてきたが、今年は500kmと本来の距離を取り戻し、長距離レースを戦うこととなる。110ラップの長丁場のレースとなるとどんな番狂わせが起こるか解らない予測不能なレースになるが、今回も悪天候を味方につけたチームが勝利のカギを握る1戦となった。


2シーズン目を迎えた「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」は、微妙な天気を一時は見方につけ、予選を占うフリー走行でトップタイムをたたき出し好調な滑り出しを見せ、予選での好タイムを期待されたが、予選では、照準を合わせ切れず、12位。決勝では、通り魔的な雨に翻弄され、13位という結果となる。


予選 [FUJI GT 500Km RACE]

5月3日(木) 予選【12位 1‘45.478】

□Q1 天候:雨 | コース:ウェット | 気温/路面温度 開始:17度/20度>終了:17度/20度

□SL 天候:雨 | コース:ウェット | 気温/路面温度 開始:18度/21度>終了:19度/21度


ゴールデンウイークの後半は、雨。しかも各地で大雨による被害が出るほどの悪天候になり、富士スピードウェイ周辺の幹線道路も軒並み通行止めとなるほどの被害にも関わらず、サーキットには開催を待ちわびた大勢のレースファンでにぎわいを見せた。強めの雨の中、朝のセッションから始まるが、スリッピーなコースコンディションにクラッシュが続出し、しばしば赤旗となる。しかしそれを尻目に19号車「WedsSport ADVAN SC430は好調な仕上がりを見せ、セッション終了間際にアンドレ・クート選手が1‘45.138というトップタイムをたたき出し、さすが雨のYOKOHAMAといった走りを見せ予選への期待が高まった。


そして迎えたQ1では、雨は回復の兆しをみせ、だいぶ小降りとなっていた。まずは戦闘態勢を整えた荒聖治選手からステアリングを握る。コース上は、オイルが点々としているという情報が坂東監督から入り、ウエットコンディションに加えて、更に油断のできない状況だ。300クラスのQ1終了と共に500クラスの精鋭がコースに入り、Q1セッションが開始された。ステアリングを握る荒選手は、ラップを重ねるたびにタイムを更新し、4ラップ目には1'45.910のタイムで暫定5番手に入る。しかし、モニターは、猫の目のようにクルクルと変わり、コントロールラインをくぐるたびにトップが入れ替わり、荒選手が操る19号車WedsSport ADVAN SC430もその波にのまれてしまうが、トップ10圏内にとどまっていた。そして、セッション終わり間際に、荒選手は、クールダウンし、再アタックをかけ1'45.478のタイムで暫定7位にポジションを置くが、その後のライバル達の追い上げが厳しく、12位という悔しい結果甘んじてしまう。


このQ1トップタイムをマークしたのは、23号車1‘43.640。続いて行われた、スーパーラップの結果、ポーツシッターは32号車EPSON HSV-010、2位 6号車ENEOS SUSTINA SC430、3位39号車DENSO KOBELCO SC430という結果に。


予選順位

5月 3日(木) 13:00〜
天気:雨|路面:ウェット

Po No Machine Driver
Qualify 1 Super Lap Tire WH
132EPSON HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s道上 龍
中山 友貴
1'44.4351'43.699DL
26ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s伊藤 大輔
大嶋 和也
1'44.8631'43.765BS
339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s脇阪 寿一
石浦 宏明
1'44.6071'43.778MI4
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s本山 哲
ミハエル・クルム
1'43.6401'44.309BS16
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s中嶋 一貴
リチャード・ライアン
1'45.0041'44.638BS12
638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s立川 祐路
平手 晃平
1'45.1701'44.937BS40
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'45.2191'45.128MI6
8100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s伊沢 拓也
山本 尚貴
1'45.0461'45.264BS30
918ウイダー HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
1'45.339-BS8
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
1'44.331DNRBS2
1117KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s金石 年弘
塚越 広大
1'45.413BS22
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s荒  聖治
アンドレ・クート
1'45.478YH
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1'45.604YH
148ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
sラルフ・ファーマン
小林 崇志
1'46.399BS10
1535KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
1'46.559BS
GT500 以上予選通過


スーパーラップ方式予選により順位を決定


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


No.18は、SUPER GT Sporting Regulations付則-6 4.6(SL中の4輪脱輪)により、SLタイムを無効とした。


決勝 [FUJI GT 500Km RACE]

■5月4日(金)決勝 【13位】

天候:小雨のち曇り | コース:セミウェット&ドライ | 気温/路面温度 開始:19度/23度>途中:19度/22度


一夜明けて決勝日、昨日の雨は止んだものの、うす曇りの空とじっとりとした湿気でコースはウェットのまま乾く気配がない。しかし、昨日の雪辱を晴らすように精力的にレースのシュミレーションを行い、朝のフリー走行を終えた19号車WedsSport ADVAN SC430。

スケジュールは、ピットウォークを挟み、いよいよレースのスタート進行が始まった。このころになると薄日が差すような天候にまで回復してきたが、スケジュールが進行するとともに雲行きが怪しくなってきた。


そして、ついにフォーメーションが開始する10分前には雨がポツポツと降りだした。各チーム、レインタイヤの準備を始めるが、ドライ寄りの路面コンディションに、手をこまねいていた。そしてスタートは急遽セーフティーカー先導でのスタートとなる。

500kmレースという長丁場を考えると難しい選択を迫られるなか、SC先導で1ラップを終えると、いち早くピットインした36号車はウエットタイヤに交換、翌周には19号車WedsSport ADVAN SC430を操る荒聖治選手を交え、12台のマシンがピットインしレインタイヤに交換。戦列に戻って行く。


そして、3ラップ目には、セーフティーカーが戦列を離れ、500kmレースの幕が上がったが、一連のピットインで300クラスが入り乱れてのスタートとなり、今までに類をみないほど、もつれるようなスタートとなる。スタートドライバーの荒は路面コンディションを考慮しながら、ポジションキープで慎重にレースを展開するが、5ラップを数えたあたりから日が差しコースは逆にドライコンディションに変化してきた。そして、11ラップ目にいち早く2回目のピットイン。今度はドライタイヤに履き替え、再び戦列に加わる19号車WedsSport ADVAN CS430。


レースはピットのタイミングとタイヤチョイスが鍵となり、19号車WedsSport ADVAN SC430がピットインしたその後も、タイミングを計りピットインするライバル達も一様に困惑した表を隠せず、作業違反を取られるチームや、クラッシュしてしまうマシンと様々なレース展開となる。

それでも、レースは落ち着きを取り戻し、19号車WedsSport ADVAN SC430を操る荒聖治選手は、25ラップ目には13位へ、31ラップ目には12位へ、38ラップ目には11位へと順調にレースを展開し、40ラップ目にピットイン。19号車WedsSport ADVAN SC430は滑るようにピットイン。バトンは荒聖治選手からアンドレ・クート選手に渡された。


アンドレ・クート選手が戦列に戻った時点で13位となるが、アンドレ・クート選手もポジションをキープしたまま順調にレースを展開する。しかし路面コンディションを掴み切れずに、56ラップ目に予定外のピットインを余儀なくされ、ポジションを1つ下げてしまう。

しかし、アンドレ・クート選手は、安定したタイムでラップを刻み、レースを展開する。しかし、レースも中盤に入りトップが64ラップを数えた時、ホームストレートで300クラスのマシンが激しくクラッシュ。これにより、5ラップに渡りセーフティーカーが入ることとなる。そしてクラッシュ車両を回収し、レースは仕切り直しとなる。


この時点で16時をまわり、気温も路面温度も下がり始める。しかし、アンドレ・クート選手は順調にレースを展開し80ラップ目に13位で最後のピットイン。再び荒聖治選手にバトンを渡す。そして、荒聖治選手は、ゴールに向かい再びレースを展開するが、またもや通り魔的雨雲が、サーキットの上空に現れたのが、トップグループが96ラップを過ぎたころ。段々と降りだす雨にコースは再びウェットとなり、19号車WedsSport ADVAN SC430を含めた5台のマシンが100ラップ目付近でピットイン。


レインタイヤを装着しコースへ。しかし、このピットで、19号車WedsSport ADVAN SC430の順位が入れ替変わることはなく、残りの周回をきっちり走り見事完走をはたし、13位で500qに及ぶロングレースの幕を閉じた。


悪天候を味方につけ、勝利したのは同じトヨタ勢の39号車DENSO KOBELCO SC430。2位100号車RAYBRIG HSV-010、3位12号車MOTUL AUTECH GT-R。


決勝後のコメント


荒 聖治選手

今回のレースはドライタイヤもウエットタイヤもいいパフォーマンスを発揮していたし、トップとの遜色なく走れていただけに残念です。レースに対してはコンディションが合わず厳しいレースになってしまいました。しかし、今後に向けていいパフォーマンスを生かせるように頑張ります。


アンドレ・クート選手

昨日の時点で今回は上位を狙える感触があり、マシンのバランスも良かったのですが、ピットストップが多くなったこともあってライバル勢とのギャップが開き、残念な結果となってしまいました。次のセパン大会(6月9-10日)に向けてはチームとしっかり対策を考えて行きます。引き続き応援をよろしくお願いします。


坂東 正敬監督

完璧な采配ミス。天候を読むのは難しいけど、やはり攻めるレースをしたかった。フリー走行までは調子が良かっただけに非常に残念です。常に進化をしているマシンとタイヤをうまくマッチさせ上位争いがしたい。長丁場のレースは夏に鈴鹿がありますのでこのレースで味わった思いをぶつけて望みたい。次のセパンは横浜ゴムとも相性が良いので非常に楽しみです。
2戦終わってノーポイントですが残り全戦勝つつもりで頑張りますので引き続き応援よろしくお願いします。


決勝順位

5月 4日(日) 14:00〜(110Lap)
天気:曇|路面:ドライ|気温:9℃|路温:29℃

Po No Machine Driver
Time&Diff Laps BestLap Tire WH
139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
脇阪 寿一
石浦 宏明
3:21'14.1371101'35.598MI4
2100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
伊沢 拓也
山本 尚貴
12.0551101'36.864BS30
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
本山 哲
ミハエル・クルム
32.1071101'35.588BS16
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
35.3011101'36.124BS12
512カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
49.1111101'36.278BS2
617KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
金石 年弘
塚越 広大
1'00.7381101'35.845BS22
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'24.0461101'35.189MI6
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
立川 祐路
平手 晃平
1Lap1091'35.978BS40
918ウイダー HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
1Lap1091'36.570BS8
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
伊藤 大輔
大嶋 和也
1Lap1091'36.410BS
1132EPSON HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
道上 龍
中山 友貴
1Lap1091'36.745DL
1235KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
2Laps1081'36.324BS
1319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
荒  聖治
アンドレ・クート
3Laps1071'36.138YH
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
12Laps981'35.693YH
GT500 規定周回数:77
8ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
105Laps52'21.591BS10


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

14:00'00/終了時刻:17:21'14.137

出走台数:15台/完走台数:14台

決勝ベストラップ: 1'35.189 No.1 S Road REITO MOLA GT-R/ロニー・クインタレッリ

SUPER GT Sporting Regulations付則-2 SC後方からのスタートとなった。

 1. SC導入時刻 14:00.00(SCスタート) SC解除時刻 14:11.02(2Laps)

 2. SC導入時刻 15:50.43(62Laps) SC解除時刻 16:09.17(67Laps)


No.12 接触行為により注意喚起(黒白旗を提示)

No.38 国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。

No.6 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他車への追突行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

No.6 SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条1.3)ピット作業違反(給油中のタイヤ交換)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

No.35 国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC導入後リスタート時の追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

No.8 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a.およびb.違反により、ドライビングスルーペナルティを科すも、リタイアにつき留保とする。

No.18 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a.およびb(他車への追突行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。