鈴鹿サーキット Round2
2009 AUTOBACS SUPER GT 第2戦 KEIHIN SUZUKA 2&4 RACE 公式予選 2009年4月18日(土) 決 勝 2009年4月19日(日) |
鈴鹿サーキット Round2 Practice
改修が行われた新生鈴鹿サーキット。
ここでSUPER GT第2戦が行われる。
コースの西側は路面も舗装され各チームのタイヤ選択が難しくなる。
今回、初の試みで2輪レースとの併催で観客の楽しみも2倍となった。
<< フリー走行 >>
■ フリー走行 8時25分〜9時55分(混走)
天候:晴 路面状況:ドライ 気温:16度 路面温度:20度
前回の岡山とは逆で片岡選手のセットアップでフリー走行を始めることになった。今回はレース前から片岡選手の予選と決まっていた。他のチームにより強いパフォーマンスを見せる作戦だった。
今回のマシンは、開幕戦で優勝したため、40kgのウェイトと性能調整の見直しで性能調整分35kg、と今回からの性能調整で10kg、昨年より85kg重くなっている。
ウェッズスポーツIS350は昨年デビューで鈴鹿は夏の鈴鹿1000kmを走っているが、新車ならではのマイナートラブルが出てしまい、データとしては不十分だ。
予選に向けて、マシンのセットアップとタイヤ選択とテストメニューは多い。まずはタイヤ選択のためにピットイン、ピットアウトを繰り返す。マシンセッティングは、ほぼ決まっているようで細かい調整のみで走行を続ける。片岡選手は20LAP走行し、ベストタイムは2分06秒610を記録、この時点でGT300クラス5番手となる。
その後、織戸選手に交替し確認作業とタイヤの選択を繰り返す。織戸選手は26LAP目に2分08秒716を記録し、自己ベストとなる。積んでいるウェイトもそうだが、今回は慎重にマシンセットを煮詰めている。
GT300クラスで午前フリー走行は5番手となり、トップタイムは2号車プリヴェアップル紫電の2分05秒407、2番手は81号車ダイシンアドバンFerrariの2分05秒412、3番手は33号車のハンコックポルシェ、2分06秒353となった。
全く予想のつかないGT300、しかし今回はストレートスピードの速いマシンが有利に立った。
予選は厳しい状況に置かれそうだが、チームは表彰台を目指す為、予選上位を目指す。
鈴鹿サーキット Round2 Qualifying Certifications
■公式予選結果
予選1回目 | : | 6位 2分06秒437 |
スーパーラップ | : | 8位 2分06秒754 |
予選総合 | : | 8位 2分06秒754 |
■開催日:2009年4月18日
天 候:晴 | ||
観客動員数 | : | 予選 22,000人 |
監督:坂東 正敬 |
■コース: | 鈴鹿サーキット (全長5.807km)) |
路面コンディション:ドライ | |
車 名: | ウエッズスポーツIS350 <GT300クラス ゼッケン19> |
ドライバー:織戸 学 / 片岡 龍也 | |
チーム: | WedsSportRacingTeam with BANDOH |
<< 公式予選 >>
■1回目 11時20分〜11時50分(混走)
11時50分〜12時00分(GT300)
天候:晴 路面状況:ドライ 気温:21度 路面温度:30度
最初のスタートは織戸選手。
タイムアタックを行おうとしたとき、赤旗中断となる。約10分の赤旗のあと、再スタート。5LAP目に2分07秒102を記録し3番手になる。
その後、片岡選手に交替し2分06秒437を記録するがこの時点の順位は6番手。午前中のフリー走行に続き、ここで赤旗中断となる。
これでアタックする回数が減り、トップタイムは33号車ハンコックポルシェで2分04秒206、2番手は2号車プリヴェアップル紫電で2分05秒094、3番手、46号車エスロードMOLA Zで2分05秒957と記録更新していく。
6番手タイムでスーパーラップ進出が決まったが、5秒前半の攻防戦となりそうだ。
■スーパーラップ 14時30分〜
天候:晴 路面状況:ドライ 気温:20度 路面温度:30度
予選1回目6番手の為、走行順は3番目になる。
最初の走行は予選1回目8番手の43号車ARTA Garaiya、2分06秒869を記録し、これが基準タイムとなる。
2番目の走行、7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7で2分06秒570を記録し、暫定1位となった。
今回のスーパーラップは片岡選手が担当する。
タイヤは明日の決勝スタートを考えて硬いタイヤでのアタックだった。
片岡選手はウェッズスポーツIS350をミス無く走らせるが、2分06秒754を記録し、暫定3番手となる。速さに定評のあるウェッズスポーツIS350でも開幕戦優勝のウェイトがここで効いてきてしまった。
4番手走行の11号車JIMGAINER ADVAN F430は2分06秒493を記録し3番手へ、その後、81号車ダイシンアドバンFerrariが2分05秒379を記録しトップとなる。
46号車エスロードMOLA Z、2号車プリヴェアップル紫電とスーパーラップは続くがタイム更新にはならず、最後のアタック、33号車ハンコックポルシェが2分03秒836という脅威のタイムを記録し、明日のポールポジションを決めた。
タイヤメーカーとして33号車ハンコックポルシェが脅威のタイムでポールポジションを獲得、全世界の4輪レースを見てもタイヤメーカーの争いがあるのはSUPER GTだけであり、今後もタイヤ戦争が白熱するようなスーパーラップとなった。
19号車ウェッズスポーツIS350は横浜タイヤをはいてタイヤメーカーのトップも目指していく。明日の決勝は必ず表彰台にのるだろう。
予選 コメント
監督: 坂東 正敬 |
1回目6番手、満足です。 スーパーラップはもう少しアグレッシブな方が見ていて楽しかったかな? やはりストレートの速いマシンはレースでも手ごわいと思います。 明日はPITか作戦でなんとか上位陣についていければと思います。 もちろん、最後の最後まで2連勝は狙っています。 |
ドライバー: 織戸 学 |
予選は片岡選手で行くことが決まっていました。 前回優勝分のウェイトと今回の性能調整分のウェイトが練習走行のときから効いていた。 ウェイトを積んだ状態でのベストを出すことと、気温が上がることを想定したセッティングの両立を目指していました。 スーパーラップは決勝を見据えて固めのタイヤでアタックに出てもらったが、残れたのは片岡選手の頑張りだと思います。 |
ドライバー: 片岡 龍也 |
開幕戦を優勝した分のウェイトがマシンにどれくらいの影響を与えるのか? 今回は予選をやらしてもらい一回目の予選は柔らか目のタイヤでスーパーラップに残ることが出来ましたがスーパーラップのタイヤは決勝のスタートタイヤになるため、レースを考えたチョイスで挑みましたが、自分的にはもう少し頑張りたかった。 |
予選総合
GT300クラス/予選総合 □1回目:2009-03-21|天候:晴|コース:ドライ □スーパーラップ:2006-03-21|天候:晴|コース:ドライ | ||||||||
Po. | No. | Machine | Driver | Qualify#1 | SuperLap | Tire | WH | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | HANKOOK PORSCHE | 木下 みつひろ 影山 正美 | 2'04.206 | 2'03.836 | HK | ||
2 | 81 | ダイシン アドバン Ferrari | s | 青木 孝行 藤井 誠暢 | 2'06.283 | 2'05.379 | YH | |
3 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 | s | 谷口 信輝 折目 遼 | 2'06.570 | 2'05.414 | YH | 22 |
4 | 2 | プリヴェ アップル 紫電 | s | 加藤 寛規 吉本 大樹 | 2'05.094 | 2'05.757 | YH | 10 |
5 | 46 | エスロード MOLA Z | s | 星野 一樹 柳田 真孝 | 2'05.957 | 2'05.826 | YH | 8 |
6 | 43 | ARTA Garaiya | s | 新田 守男 高木 真一 | 2'06.869 | 2'06.422 | MI | 30 |
7 | 11 | JIMGAINER ADVAN F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | 2'06.318 | 2'06.493 | YH | 16 | |
8 | 19 | ウェッズスポーツIS350 | s | 織戸 学 片岡 龍也 | 2'06.437 | 2'06.754 | YH | 40 |
9 | 74 | COROLLA Axio apr GT | s | 井口 卓人* 国本 雄資 | 2'07.266 | MI | 12 | |
10 | 88 | triple a ガイヤルド RG-3 | 松田 秀士 坂本 祐也* | 2'07.522 | YH | |||
11 | 26 | UP START タイサンポルシェ | s | 黒澤 治樹* 阿部 翼 | 2'08.001 | YH | 2 | |
12 | 30 | RECKLESS KUMHO IS350 | 佐々木 孝太* 山野 直也 | 2'08.354 | KH | 6 | ||
13 | 31 | avex apr COROLLA Axio | s | 坂本 雄也* 山内 英輝 | 2'08.402 | YH | 4 | |
14 | 5 | マッハGOGOGO車検320Rマッハ号 | 玉中 哲二* 赤鮫 オヤジ | 2'08.745 | YH | |||
15 | 55 | J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ | 山岸 大* 小泉 洋史 | 2'09.512 | YH | |||
16 | 111 | 石松 with ARKTECH GT3 | 壷林 貴也* 池田 大祐 | 2'10.028 | KH | |||
17 | 666 | FieLDS BOMEX 320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎* | 2'10.372 | KH | |||
18 | 10 | JIMGAINER ADVAN F360 | 植田 正幸* 川口 正敬 | 2'10.691 | YH | |||
19 | 87 | giraffa ガイヤルド RG-3 | 井入 宏之 和田 久* | 2'10.938 | YH | |||
GT300 以上予選通過 | ||||||||
110 | KUMHO "ARKTECH SG-1" | 谷川 達也* #キム・ハンボン | 2'08.866 | KH | ||||
66 | triple a ムルシェ RG-1 | #山西 康司 #余郷 敦 | 出走せず | YH | ||||
808 | 初音ミク Studie GLAD BMW Z4 | #菊地 靖 #田ヶ原 章蔵 | 出走せず | YH |
■GT 500 CLASS/予選総合 | ||||||||
Po. | No. | Machine | Driver | Qualify#1 | SuperLap | Tire | WH | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R | s | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | 1'53.995 | 1'53.487 | BS | |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | s | 立川 祐路 リチャード・ライアン | 1'53.891 | 1'53.733 | BS | 10 |
3 | 3 | HASEMI TOMICA EBBRO GT-R | ロニー・クインタレッリ 安田 裕信 | 1'54.331 | 1'53.790 | MI | ||
4 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | s | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | 1'54.049 | 1'53.948 | BS | |
5 | 12 | IMPUL カルソニック GT-R | s | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | 1'54.211 | 1'54.124 | BS | 16 |
6 | 17 | KEIHIN NSX | 金石 年弘 塚越 広大 | 1'54.260 | 1'54.308 | BS | 12 | |
7 | 100 | RAYBRIG NSX | s | 井出 有治 細川 慎弥 | 1'54.522 | 1'54.478 | BS | 6 |
8 | 18 | ROCKSTAR 童夢 NSX | s | 道上 龍 小暮 卓史 | 1'54.603 | 1'54.668 | BS | 30 |
9 | 32 | EPSON NSX | s | ロイック・デュバル* 中山 友貴 | 1'54.706 | DL | 8 | |
10 | 6 | ENEOS SC430 | s | 伊藤 大輔* ビヨン・ビルドハイム | 1'54.750 | BS | 2 | |
11 | 35 | KRAFT SC430 | s | 石浦 宏明* 大嶋 和也 | 1'54.945 | BS | 4 | |
12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | s | J.P・デ・オリベイラ* 荒 聖治 | 1'55.129 | YH | 40 | |
13 | 8 | ARTA NSX | s | ラルフ・ファーマン* 伊沢 拓也 | 1'55.218 | BS | 22 | |
14 | 39 | DUNLOP SARD SC430 | アンドレ・クート* 平手 晃平 | 1'55.664 | DL | |||
GT500 以上予選通過 | ||||||||
両クラスの上位8台は、スーパーラップにより順位を決定 □タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ □WH=ウェイトハンディキャップ(kg) □スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]/GT300[青字] □*=予選1回目のタイムを出したドライバー/ #付のドライバーは通過基準タイム不足 ○車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。 *公式予選1回目: 公式予選1回目 ※No.110 キム・ハンボン選手の予選タイムを抹消した。(SGT-SpR 第30条1 a) (接触行為) 違反) |