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Round.6 FUJI RACE REPORT


2011 SUPER GT FUJI GT 250KM RACE

■開催日:2011年9月10日〜9月11日
■コース:富士スピードウェイ(全長4.563km)
  
■天候:<予選> 晴<決勝>晴
■路面コンディション:<予選>ドライ<決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:片岡龍也/ 荒聖治
■監督:坂東正敬
■観客動員数:予選 15,800人/ 決勝 27,800人


厳しいレースシーズン。着実なレース展開で完走を果たす。


2011SUPER GT Rd6 が富士スピードウェイで開催された。

昨年、同時期に開催されるはずのこの大会は、集中豪雨で富士スピードウェイが災害にあい、大会自体が中止になるというかなり深刻な事態になった。しかし、今年にしては珍しく快晴の空の下、開催された。



今シーズン、実質的な開幕戦となった5 月の富士スピードウェイでは悪天候に打ち勝ち、デビュー戦で見事3 位に入賞したことからチームにとっては縁起のいいサーキットだ。
しかし毎戦ごとに力をつけてはいるものの「LEXSU TEAM Weds Sport BANDOH」は、予選は14 位と沈んでしまう。しかし決勝では着実な走りで、13 位でフィニッシュし、見事完走を果たし貴重なデータを蓄積した。

予選

■9月10日(土)予選 【14位/1分35 秒847】

公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温34℃ | 路面温度30℃


今期のレースは悪天候に左右されることが多かったが、予選日の朝は「久しぶり!」と言った秋晴れの富士スピードウェイ。今回の予選はスーパーラップ方式となっており、1 回目の予選でトップ10 台がスーパーラップに進出する権利を得られる。


そしてオンタイムで予選が始まった。それまで静かな時が流れていたサーキットに一気にエキゾーストサウンドが響き渡り、まずは300/500クラス合同の予選から、荒を乗せた19 号車「Weds Sport ADVAN SC430」もコースイン。
荒は順調に走りだし1’36.977 のタイムをマークし暫定8 番手にポジションを置き、ピットイン。荒のコメントを基にセッティングを変更し、替わって片岡が19 号車「Weds Sport ADVAN SC430」に乗り込み、再びコースへ。


片岡は8 ラップ目には1’36.478 のタイムを出し、この時点で10 位につけるが、ここでブレーキにトラブルが発生しピットイン。メカニックの迅速な作業で、300 クラスの占有予選中に修復し事なきを得た。しかし、500 クラス占有予選は残り6 分間。この時点で19 号車「Weds SportADVAN SC430」は15 位に。
トップを快走するのは同じトヨタ勢の36 号車「PETRONAS TOM’SSC430」が1’34.788。これを追う片岡は果敢にアタックを続ける。


モニターを見つめるチームスタッフが片岡の走りに注目する。片岡は最終ラップに1’35.847 のタイムを出し13 位までポジションを上げるが、最後の最後にタイムをあげてくるライバ達の追い上げが厳しく、最終チェッカーが振られた時の順位は14 位。課題のこる予選となってしまう。



スーパーラップの結果、同じトヨタ勢が上位を独占し、トップは39 号車「DENSO SARD SC430」。2位38 号車「ZENT CERUMO SC430」。3 位6 号車「ENEOS SUSTINA SC430」。

監督・ドライバーコメント


片岡龍也選手

走り出しは難しい状況でしたが、知恵を出し合いながらセッティングを煮詰めていってパフォーマンスは上がったと思います。
しかし、結果は14 位。スーパーラップに残れる感触はあったんですが残念です。
でも今までより良い兆しが見えているので、これを信じて明日も頑張ります。



荒聖治選手

セットアップをしている中で良い感触があったので今日の収穫は大きかったです。
今日見つかったことが明日のレースにつながるように、ガンバリます。



坂東正敬監督

0.3 秒はあげられたんじゃないかな・・・14 位という結果には満足していませんが、トップチームとの差は縮まってきました。
セットが少し見つかった気がします。
しかしロングを試せてないので明日もう少しセットを出せればと思います。

予選順位

9月10日(土) 13:00〜
天気:晴れ|路面:ドライ|気温:34度|路温:30度

Po No Machine Driver
Qualify 1 Super Lap Tire WH
139DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s石浦 宏明
井口 卓人
1'34.1221'34.411MI52
238ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s立川 祐路
平手 晃平
1'34.7881'34.525BS30
36ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s伊藤 大輔
大嶋 和也
1'35.0041'34.688BS54
435D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'34.8741'34.708BS10
536PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

sアンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
1'35.2301'34.745BS56
68ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s武藤 英紀
小林 崇志
1'35.5071'35.315BS14
746S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'34.3501'35.430MI100
81ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s小暮 卓史
ロイック・デュバル
1'35.3411'35.431BS88
932EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
1'35.5141'35.568DL24
1017KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s金石 年弘
塚越 広大
1'35.2741'35.616BS60
1123MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s本山 哲
ブノワ・トレルイエ*
1'35.561
BS68
1224ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s安田 裕信*
ビヨン・ビルドハイム
1'35.637
YH46
1312カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ*
1'35.647
BS62
1419WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也*
荒 聖治
1'35.847
YH28
15100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s伊沢 拓也*
山本 尚貴
1'35.868
BS46
GT500 以上予選通過


両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

スーパーラップ アタックドライバー:Driver欄の太字のドライバー

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/R=コースレコード

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


スーパーラップ

No.35に対する競技団の手順誤りに対し、競技長に訓戒および罰金7万円を科した。

決勝

■9 月11 日(日)決勝【13 位】

天候:晴 | コース:ドライ | 気温29℃ | 路面温度39℃


チームがサーキットに入った早朝には、秋風が心地よいと言った表情を見せていた富士スピードウェイだったが、フリー走行が始まる直前には、またもや雨。最初はぱらつく程度の小雨だったが、次第に強い霧雨になり、主催者からウエット宣言が出された。今回も天気に左右されてしまうのかと思いきや、この雨は30 分足らずで止んでしまい、再び太陽が顔を出した。この僅か30 分のフリー走行でチームは、最終チェックとピットインのシュミレーションを念入りに行い、決勝に備えた。



決勝が始まる13 時ごろにはすっかり快晴になった富士スピードウェイ。気温は29 度、路面温度は39 度まで達した。今回のスタートドライバーは荒が務める。まずは8 分間のウォームアップ走行からスタート進行が始まり、戦闘態勢を整えた荒が19 号車「Weds Sport ADVAN SC430 に乗り込む。
その周りを守るようにピットクルーが囲みコースへ送り出した。そして、スケジュールが進行し、14時オンタイムで決勝の幕が上がった。



全車、牽制しながらもきれいなスタートを切った。荒もオープニングラップをポジションキープで走行し、徐々にペースを上げていき、6 ラップ目には100 号車RAYBRIG HSV-010 と32 号車EPSON HSV-010 を相次いでオーバーテイクし12 位までポジションを上げる。しかし、10 ラップを超えたころからは、徐々にペースダウンし、13 ラップ目に100 号車RAYBRIG HS-V に先行され13 位へ逆戻り。



しかし、15 ラップ目には、マシントラブルのため8 号車 ARTA HSV-010 が痛恨のピットイン。19 号車 Weds Sport ADVAN SC430 は再び12 位へ。その後も、ペースの上がらない厳しい状況が続くが荒は、ライバル達と順位を入れ替えながら冷静にレースを展開し24 ラップ目にピットイン。



19 号車「Weds Sport ADVAN SC430」は滑るようにピットイン。バトンは荒から片岡に渡された。ピットクルーは迅速なピット作業で、片岡を戦線へと送りだす。その時点で13 位に落ちるが、チームの作戦が功を奏し、一旦は先行を許した35 号車D’STATION KeePer SC430 の前へ躍り出た。そしてレースも終盤に差し掛かった32 ラップ目には、全車ピットインが終了し、この時点で19 号車「Weds Sport ADVAN SC430」は11 位にポジションを上げた。


しかしペースは上がらず、片岡も厳しい状況が続き、47 ラップ目には14 位にまでポジションを入れ替えてしまう。だが、49 ラップ目には6 位を走行していた36 号車 PETRONAS TOM’S SC430」のタイヤがバーストしてしまい、残り6 ラップでまさかの戦線離脱。これにより19 号車「Weds Sport ADVAN SC430 は13 位にポジションを上げ、そのままチェッカーを受けた。




今シーズン、厳しい戦いを強いられている19 号車「Weds Sport ADVAN SC430」だが、着実にレースは完走を果たしている。この着実な走りで残り2戦も戦い続ける。


決勝後のコメント


片岡龍也選手

ちょっと苦しいレースでしたが、マシンのセットアップもドライを走ることで感じることが多かったし、 無駄のないレースになりました。
このデータを基に残り2 戦も頑張ります。


荒聖治選手

今日は厳しかったです。見つかった部分もあるし、反対に見えない部分もあります。
ですので、次戦はマシンのセットアップ、タイヤ、全ての力を結集させて有効に使いたいでね。
毎セッションを大切に戦います。


坂東監督

期待に答える事が出来ませんでした。
持ち込みセットから予選のセットまでの仕様変更に時間がかかりました。ここが問題だったと思います。
もう少し時間があったら有効なロングランテストが試せたのではないかと反省しています。
エンジンは速かったので今回は正直、菅生みたいにチャンスはあったと思います。
もっと強いチームにできるよう今後も全開で取り組みたいと思っております。
今後とも応援宜しくお願いします。

決勝順位

9月11日(日) 14:00〜(55Lap)
天気:晴|路面:ドライ|気温:29度|路温:39度

Po No Machine Driver
Time/Diff Laps BestLap Tire WH
138ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

立川 祐路
平手 晃平
1:30'47.525551'36.730BS30
212カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
0'25.468551'36.958BS62
317KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

金石 年弘
塚越 広大
0'25.573551'36.986BS60
41ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

小暮 卓史
ロイック・デュバル
0'31.496551'37.108BS88
5100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

伊沢 拓也
山本 尚貴
0'50.303551'37.511BS46
623MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

本山 哲
ブノワ・トレルイエ
0'54.022551'37.356BS68
746S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'01.088551'36.997MI100
839DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

石浦 宏明
井口 卓人
1'05.593551'36.513MI52
935D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'11.131551'37.252BS10
106ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

伊藤 大輔
大嶋 和也
1'12.640551'37.087BS54
1124ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1'12.696551'37.351YH46
1232EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
1'14.997551'37.446DL24
1319WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
1'34.041551'37.563YH28
148ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

武藤 英紀
小林 崇志
4Laps511'37.147BS14
1536PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
7Laps481'37.225BS56
GT500 規定周回数:38


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:03'37/終了時刻:15:34'24.525

出走台数:38台/完走台数:37台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'36.513 : No.39 DENSO SARD SC430 (石浦 宏明)